働く場所がない!!~障がい児の行き先~


(更新日:2016.08.04)
読了時間:約18分
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『港区重症身体障害者を守る母の会』が行った、
江ノ島水族館への外出訓練に、ボランティアとして参加した時のこと。

その時に出会った19歳の都内の定時制の普通高校に通う男子高校生。
彼は、※ALS(「筋萎縮性側索硬化症」)を3歳の時に発症し、移動は車椅子、
排泄・入浴などは全介助などの身体的ケアが必要で、
気管切開をして、発声と嚥下が可能だが、他者による痰の吸引が常時必要でした。

※ALS(「筋萎縮性側索硬化症」)ではなく、 ウェルドニッヒ・ホフマン病(「脊髄性筋萎縮症1型」)に訂正。

その当日、身体が不自由で大変そうに見えましたが、
話してみると。。。
高校生らしい恋心や、自由な発想と知的な語り口をおりまぜ、会話も弾みます。
パソコンを自由に使い、動画やイラスト、音楽での自己表現
SNSにも登録し、その目を輝かせて、たくさんのことを語ってくれました。
純粋に『この子、すごいっ。面白いこと考えてるなっ。』と驚かされました。

しかし、一方、現実にやりたいことがあっても、それに向かって実現することに
消極的に諦める癖があるような印象を受けました。
様々な障害のあるお子さんを持つ、同行した母親たちの口から出る言葉の中にも
親亡き後のお子さんの将来の不安が多く聞かれました。

そう、障害を持つことで、自立の一歩、社会人として一歩が
非常に困難なものになっています。

取材してみると、彼の住む港区で提供している障害者の就労施設では、
製菓パン、印刷、簡単な手芸が主で、
彼自身の就労の仕事への意欲にそうものではないし、
年収も100万円以下の方がほとんどです。
また、障害者による福祉的労働は、国や自治体の助成金に依存することが多く、
現実的に彼の能力を活かせる就労場所を、近隣で見つけることは困難です。

「何を仕事に、自分の生活を支え、やりがいをもって生きていくのか」
彼や周りの家族にとって重い課題です。

しかし、この問題は彼一人だけの問題ではありません。
様々な障害のある子供達が、障害者自立支援法から、
総合福祉支援法に移行し、個別の支援が導入されようとされる今、
社会全体で働くこと、自己実現、就労、生活を支えるということを
みなさんで考えたいです。

今後、彼らとの関わり、声にならない生の声や、
現状の就労支援や訓練の取り組み、周辺課題の勉強会、リサーチも
含めて継続的にレポートしていきたいと思います。

多くの人の参加、応援、理解と協力をいただければと思います。

ここでは経験豊富な福祉従事者や
知識が豊富な専門家である必要はありません。
まっさらな感覚、あたたかいエールや共感で
サポートしていただければと思います。
彼と始めた自己実現の形としての『i-link-u』という活動を、
学びや発信の機会としていきたいと思います。よろしく、お願いします。


取材レポート

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第一回のi-link-uの勉強会・交流会を開きました。
TRAPROやリディラバ、その他友達も含めて総勢9名で楽しい会となりました。

参加者も20代中心、30代、40代となり、
最初は緊張していたものの、自己紹介を終えた時点で、
自分達の夢や挑戦していることなど、恥ずかしがらずに語り合えたと思います。
障害や病気があるっていう周辺の問題もあるけれども、
まずは、夢を語り合い、それを応援し合える仲間が出来ていくような気がしました。

午前中は、『社会と、どうやってつながるの?』(~12:00まで)を話しながら
     障害者の周辺状況、周辺問題、若い人の自己実現、働くっていうことについても話せました。
12時には、みなさんで食事
13時からは、港区に移動して庁舎のバリアフリーや防災について一緒にツアーで学びました。

i-link-uは、障害があったとしても
学ぶ機会や交流の機会があれば、自己実現できるし、
仕事をして社会に貢献していけるんじゃないかという活動を続けて社会に発信していきたいと思います。
TRAPROを通じて、交流会などを開きたいと思っていますので
サポートしてくださる方の参加、よろしくお願いいたします。

[Photo:当日の様子]
取材日2013年06月24日
訪問場所港区障害保健福祉センター(ヒューマンぷらざ)&港区区役所

取材レポート

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世田谷区区議会議員の中塚さちよさんより、区役所庁舎を新しく立て直すために、
古い庁舎の施設のバリアフリーの度合いをレポートして欲しいと依頼を受けました。
今回、議員のブログに掲載され、第一回~第4回までありますので、よかったら見てみてください。
http://blog.livedoor.jp/sachiyo_nakatsuka/archives/29080323.html

今後、高齢者、障害者、その他、弱者の視点に立って
もっと外出や生活のしやすい、滑らかな社会が実現できるように
少しづつこの活動も続けていきたいと思います。

この記事をごらんになっている方とも、交流をもてたらと思います。
今後とも、よろしくお願いします。

取材日2013年06月12日
訪問場所http://blog.livedoor.jp/sachiyo_nakatsuka/

Doit

http://doit-japan.org/doit/

DO-IT Japanプログラム(全国から選抜された障害のある,あるいは病気を抱えた小中高校生,大学生の高等教育への進学とその後の就労への移行を支援することで,将来の社会のリーダーとなる人材を養成することを目的としたプログラム)。ぜひ参加したい。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%8A%E9%AB%84%E6%80%A7%E7%AD%8B%E8%90%8E%E7%B8%AE%E7%97%87

ALS(「筋萎縮性側索硬化症」)ではなく、 ウェルドニッヒ・ホフマン病(「脊髄性筋萎縮症1型」)に訂正。

取材レポート

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~バリアフリーということを考える~もっとなめらかな社会の実現のためにできること

i-link-uで一緒に活動している車椅子を使う彼と、お母さんとで
港区の自宅から、世田谷区役所へ行ってきました。

世田谷区区役所には、時間に間に合うようにタクシーで行き、
議員さんとの面談、庁舎のバリアフリー度合いをレポートするなどのお仕事をいただき
彼とお母さんと3人でくまなく、庁舎を『あーでもない、こーでもないと』集中散策をしました。

帰りの松蔭神社ー三軒茶屋(世田谷線)ー(東急田園都市線)渋谷ー田町(JR山の手線)の電車の乗り継ぎが本当に大変でした。人ごみによる車椅子移動の動線の確保もさることながら、後付けのエレベーター、迂回・迂回を余儀なくされ、情報もつかみにくいし、段差、急なスロープ、色んな危険がいっぱい!!
その中でも、どの駅員さんも本当によく教育されて、助かりました(ほっ)

どれだけ、一部の人都合よく作られてるんだろうと痛感!!
多いか少ないかだけで、どちらも社会の一部なんだけど。。。

『楽しい外出』『行った先の出会いや目的』をあきらめるんじゃなくて
なんとか、協力してサポートしていきたいと思わせる経験となりました。

取材日2013年06月06日
訪問場所港区傷害保健センター(ヒューマンぷらざ)、世田谷区役所、松蔭神社-三軒茶屋-渋谷-田町

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85

障害者の定義 ウィキペディアより

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ファイルをダウンロード

【厚生労働省】障害者の法定雇用率が引き上げ

事業主の方には、法定雇用率以上の割合で障害者を雇用する義務があり(障害者雇用. 率制度)、この法定雇用率が、平成25年4月1日からファイルのように変わります。

障害者の雇用の安定的な確保を狙っていますが、知的障害のある方と身体障害のある方では、後者では事業主に助成はされるが、バリアフリーにするためにコストが高くなる傾向があり、雇用率の両者の割合に偏りが出るなどの懸念もあります。

取材レポート

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NPOで障害者就労支援をやられている方に連れられて、ハンズ世田谷さん(http://hands.web.wox.cc/)を訪問しました。

自分達が描く障害者の就労支援や事業についてのお話を聞いてもらうこともでき、以下の貴重なお話も聞かせていただき、励みになりました。

○東京世田谷に多くの精神&身体の障害のある方の生活施設、就労施設、教育施設が生まれたその歴史と、その今は古くなった考え方など。。。
(設立された横山さんが障害者の当事者として、歩んできた人生には迫力があり、感銘を受けました。)

○福祉的就労とは、工賃も安く単純な作業が主ですが、制度化され国からの助成金で支えられているのが現状で、行政から助成を打ち切られることも頻繁で、これらを福祉的就労を行う事業所が取り合っているような状況ということ。

○自分達が活動しようとしている『就労支援』は、一般就労と福祉的就労の間を行くもので、障害者の選択肢を広げるものであるから、障害者を含め多くの一般の方のメリットとなる事業などアイディアを大切に、とにかく自己主張することをすすめられました。

今後、横山さんの紹介で、その他の就労施設訪問を足しげく通い勉強させてもらいたいと思います

[Photo:自立生活センターHANDS世田谷にて]
取材日2013年03月18日
訪問場所自立生活センターHANDS世田谷

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%8B%E8%90%8E%E7%B8%AE%E6%80%A7%E5%81%B4%E7%B4%A2%E7%A1%AC%E5%8C%96%E7%97%87

筋萎縮性側索硬化症 ウィキペディアより

取材レポート

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TRAPROに「働く場所が無い!!~障害児の行方~」
という記事を書くきっかけにもなりましたが、
去年11月にボランティア活動で出会った
重度の障害を持つ19歳の高校生の青年の港区の自宅を訪問し、
ご家族も含めてプレゼンとお話しをしました。
彼の今後の「自立」、そして自分が立ち上げ準備をしている「福祉事業」について、
実際に顔をみながら説明がしたかったのです。

19歳の彼は、重度の障害を持ち、可動域が狭いながら指が少し動かせ、
首から上の筋肉を使い、吸引ノズルを開閉して嚥下と発声の両方を交互に変更することができます。
常に、家族もしくは医療従事者がケアが必要な状況です。
そして、彼が自発的にパソコンの操作を見せてくれましたが、補助器を駆使し、
精密で正確、そしてスピードもある操作をしていて驚かされました。
ソフトを使いこなし、自作の描いた絵や動画も披露してくれました。
とっても楽しそうな様子です。

そして、僕のパワーポイントで行ったプレゼンにもすごく興味を持ってくれました。

障害のある方の就労について
「職種も限られ、就業場所も少なく、アンマッチも多い」という現状。         
ならば、「障害のある方のための就労施設を立ち上げよう」
「ITの専門家でプログラマーの友人と、障害を持つ19歳の青年、福祉・教育に従事してきた自分の
3人がコアのチームとして活動する。」
「地域社会に根ざし、関わりを持ち、役に立つものを世に送り出す。」

そして、「ぜひ、やりたいです」の言葉をもらえました。
隣にいたお母さんも、その気持ちが伝わって、今まで歩んできたたくさんの話を聞くことができたし、
お願いしたいということになりました。

色んな意味での自立や成長が出来る就労場所を作っていく勇気と実感を得ました。
これからが、本当に楽しみでもあるし、身を引き締めてがんばりたい。
若者の就労やボランティアの助けなど、色んな方を巻き込んでいく必要があるし、
介護・福祉分野に明るい行政書士の方に相談して、事業を立ち上げる準備を具体的にしたいと思います。

取材日2013年01月06日
訪問場所港区障害保健福祉センター(ヒューマンぷらざ)

取材レポート

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http://www.facebook.com/events/349024055197663/

リディラバの代表の安部さんとカタリバの理事もやっている長谷川さんが主催の
『知の聖域でNPO/学生団体のミッション・理念を考える
〜継続性のある組織を作るために必要なこと〜』という、ワークショップに参加してきました。

三人一組になって話す人、聴く人、書く人に分かれて、次のテーマについてローテーションで回していくという方式で行われました。

自分の中にある想いとそれを言葉で表現すること、ミッションステートメントすること
そしてそれらを共感、共有できるものであるかということ。画像は、その時に書き取っていただいたものを掲載します。

1.自分は何を問題と思っているのか?
  チェックリスト
○困っているのは誰か
○その困っている人たちの実際の声はどんな声ですか
○その問題をマクロに扱った統計的データーはありますか
○その問題は、誰がみても共有(共感)できるものですか

2.組織として掲げる理念は何ですか?
組織と、構成員との理念の共有
  チェックリスト
○構成員の想いと連動しているのか
○創業者はどういう想いでその活動を始めたのか
○問題の認識と、そこに向かう理念は一致しているのか
○一般的に問題の裏返しが理念

3.その組織が掲げるアプローチは何か?
  チェックリスト
○その必要性は
○その優位性・独自性は
○そのアプローチが効果的である根拠は
・・・先行事例などを踏まえる

3.ここまでは客観的な話。それだけでは共感は生まれません。あなたの原体験はなんですか?
チェックリスト
○あなたの原体験と、『問題』は連動していますか
○あなたの原体験は写真などをもって、ストーリとして語れますか

取材日2013年04月21日
訪問場所東京大学(駒場東大)

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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-05-09/2012050901_04_1.html

障害者の年収についてのレポート

障害のある19歳の青年が使っているPC操作補助機器の動作説明です。
カーソルを移動させるトラックボール機能のある機器に故障が頻繁で
修理を依頼した方への説明となります。

最初の画面のの左側のものが故障頻繁な機器です。
(右側のものは、下に書く理由で使用していません。比較のため。)
この機器を彼は、右手の中指で触れて操作します。
操作としては、このトラックボールのみを使用してカーソルを動かします。
この機器には他のボタン式のカーソル移動を助ける機能もありますが、
手の稼動域が狭いということで使っていません。
写真①の右側の機器にあるトラックボールだと大きすぎて、稼動域が狭い彼には使えません。
また機器自体の厚みが、右手の人差し指と中指の厚み以上であると使用が難しいようです。
動画を見ていただくと、彼が寝転んだ状態で、機器は胸の上におかれて、
右腕の重みと呼吸による胸の上下運動によって、操作にストレスが無く使えているようです。

動画に写っている他の機器についての説明ですが、
彼の左手で使用しているものは、左クリックです。
そして、今回、右クリックの機器は動画にはありませんが、右頬を膨らませて、頬が触れることにより動作するものもあります。

この故障が頻繁な機器は、上海問屋(http://www.donya.jp/)で
2,000円程度で販売されていたものですが、
2~3ヶ月毎に不具合、具体的にトラックボールの転がりにざらつきが出て
スムーズにカーソル移動が出来なくなるので、複数個を常に在庫していたようです。
今回の販売中止で、本人もかなり焦っているようです。

i-link-uの活動の構想図 (過去ー現在ー未来)

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19歳の青年と始めたi-link-u(アイリンクユー)の活動の過去ー現在ー未来の構想図です。

主に身体に障害のある方のための自己実現と
就労について、具体的な方法を模索し行動していきたい。

在宅を余儀なくされている方の自己実現と労働力としての無限の可能性を具体化するには、必ずしも福祉に従事している方や専門家である必要は無く、一般の方、学生の方や企業の理解と協力が必要です。

よろしく、お願いします!!


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http://www.kyosaren.or.jp/research/2012/20120427chiikiseikatujittai_dai1ji.pdf

障害のある人の地域生活実態調査の結果

取材レポート

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世田谷区で行われた
『せたがやビジネスリーグ』に参加しました。
http://www.coupler.or.jp/ssbc/entry.html

以下が、このビジネスコンテストの特徴です。
特徴① 新しいビジネスを地域にデビューさせる
特徴② ビジネスのソーシャル(社会的)な価値や魅力を競う
特徴③ 誰もがチャレンジできる

自分達は、i-link-u(アイリンクユー)という障害のある方の就労を創出して、それらを支援するというアイディア部門でエントリーし、社会に向けての初めての活動の第一歩となりました。

取材日2013年02月03日
訪問場所世田谷産業プラザ 3階大会議室

三辻大志の投稿

ウィングルという会社が、障害者の就労支援サービスを行なっていますよね。
今までこのような部分は公が提供していたサービスだったことでしたが、クオリティがあまり高くないという問題もありました。
そのような部分をあえて民間が行うことで、クオリティの高いものを提供している、っていうのはおもしろいし、非常によいことだと思う。
http://www.wingle.jp/service/


marikomuranishiの投稿

あいりんくゆーさん協力のもと、車いすに乗って街を探検するツアーが都内で開催されます!
日時:5月18日(日)9:30集合19:10解散
参加費:2980円
詳細
https://traveltheproblem.com/tours/52


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